気泡の上⼿な活⽤が発想の原点
条件に応じて選べる工法も魅力
セメントミルクや生モルタルに気泡を混入することにより、流動性・軽量性・経済性に優れた資材を製造できます。大量施工の場合は現場プラントを設置すると、さらに経済的です。
従来から、残置廃止管などへの充填材として使われてきましたが、軟弱地盤上の沈下低減や地すべり地山での荷重軽減、あるいは構造物への土圧低減など、搬出入が制限される箇所への盛土材としても適しています。その有用性は高く評価され、新しい材料としても注目を集めています。
気泡投入の様子
-
プレフォーム工法
生モルタルをアジテーター車で現場搬入し、気泡発生装置により製造した気泡を、アジテーター車内で混練する製法です。狭い街中でも路上で施工でき、ポンプ車の移動も容易に行えます。
-
エアミルク現場混練方式
最も多く気泡を混入でき、材料の搬入量を抑えられる省資源工法。プラントもコンパクトで経済性と施工性に優れています。配管の先端付近でセメントミルクと気泡をショットすることにより、長距離圧送にも対応できます。
-
エアモルタル現場混練方式
浮力の影響があり水より重くしたい場合は、気泡導入量を減らし砂を配合するエアモルタルがおすすめです。また、極小規模であったり、運搬効率が悪い条件などでも、施工効率や経済性から現場混練方式が有効な場合があります。
施工例|1|
古平町沖トンネル工事
-
エアモルタル混練プラント
-
打設状況(打設部面積/約400㎡)
-
気泡混入状況
-
エアモルタルの圧送
施工例|2|
緊急工事復旧用道路下空隙充填工事
-
地下空洞発見場所
-
ボーリングマシンにて削孔
-
圧送機材でエアモルタル注入
-
工事完了